2015/08/12
小林秀雄についてのメモ I
恐らく小林秀雄で一番読みやすい本は「モオツァルト・無常という事」。本書には、天才音楽家について書いた戦後の評論「モオツァルト」、古典に関する戦時下のエッセイ群「当麻」「無常という事」「徒然草」などが入っている。

登録:
投稿 (Atom)
Migration
https://ambi.github.io/ に移行してみます。
-
漫画家の琴葉とこが死んだ。偶然 Web の記事で知った。彼女を追いかけるのをやめて10年近く経っていたわたしは、思ったほど衝撃を受けなかった。 それでも、あるべき死があるべき人を食い殺したと思って、令和のはじまりの深夜にわたしは独りで笑った。笑えなかった。
-
志村貴子の漫画 「放浪息子」 を読んだ。 これは、女の子の服が着たい男の子と、男の子の服が着たい女の子の物語。つまり、LGBT の中のいわゆる クロスドレッサー(異性装者) の物語だ。
-
自分の生涯の作品といえば、恐らく ドストエフスキーの「罪と罰」 になる。手元にある新潮文庫版の本の刷日付から類推すると、小学6年生か中学1年生頃に読んだ。そして中学1年のとき、僕はこの小説の主人公ラスコーリニコフと同じように人生をあやまった。つまり、この長編小説は僕を救済したと同...