2019/10/05

2019/08/22

「オタク」という言葉の内にある矜持と自虐

オタク」という言葉の意味は簡単で、まともな国語辞典を引いてみればいい。たとえば「スーパー大辞林」によれば:
俗に、特定の分野・物事を好み、関連品または関連情報の収集を積極的に行う人。狭義には、アニメーション・テレビゲーム・アイドルなどのような、やや虚構性の高い世界観を好む人をさす。「漫画―」
どういうわけか人々はオタクという言葉に敏感で、そこから文化批評をしたがる一方で、自分や他人をオタクと呼ぶときにはそこに微妙な矜持や敬意、自虐や侮辱を含ませている。わたしも例外でない。オタクという言葉はスペシャルなんだ。

2019/08/07

TV ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の功罪

「ゲーム・オブ・スローンズ (Game of Thrones)」は、近年最大のヒットとなった本格ファンタジーものの TV ドラマであり、シーズン8をもって完結した。

原作はジョージ・R・R・マーティンの「氷と炎の歌 (A Song of Ice and Fire)」。「ゲーム・オブ・スローンズ」とは、原作「氷と炎の歌」の第1章のタイトル "A Game of Thrones"(七王国の玉座)から来ている。といっても「ゲーム・オブ・スローンズ」は「氷と炎の歌」の第1章だけでなく、全章──まだ見ぬ最終章までも含んでいる。
七王国の玉座〔改訂新版〕 (上) (氷と炎の歌1) 七王国の玉座〔改訂新版〕 (下) (氷と炎の歌1)

2019/07/15

星に願いを、ディックの「暗闇のスキャナー」

今年のはじめ、フィリップ・K・ディックのSF 長編「暗闇のスキャナー」を読んだ。

この傑作についてまだ整理がついていないのだけれど、それでも書いておこうと思っている。
暗闇のスキャナー (創元SF文庫)

2019/05/14

琴葉とこ、死んだ

漫画家の琴葉とこが死んだ。偶然 Web の記事で知った。彼女を追いかけるのをやめて10年近く経っていたわたしは、思ったほど衝撃を受けなかった。

それでも、あるべき死があるべき人を食い殺したと思って、令和のはじまりの深夜にわたしは独りで笑った。笑えなかった。
メンヘラちゃん (上) メンヘラちゃん (下)

2017/08/06

「君の名は。」の感想

新海誠監督のアニメ映画「君の名は。」は、昨年(2016年)映画公開されて大ヒットしたが、わたしも昨年末に映画館で観た。面白いと思った。

だから、Amazon ビデオで配信されたときも配信開始日に2500円を出して購入して、すぐ仕事終わりに2日かけて観直した。2度観ても、3回観ても、まだ面白いと思った。


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